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【放置NG】塩漬け株への3つの対処法を伝授

塩漬け株とは?

塩漬け株とは、株式投資において、投資した銘柄が値下がりしてしまい、損切りする機会を逸したままズルズルと値を下げていき、売るに売れない状態になってしまった株のことを意味します。

塩漬け株には多くの含み損が発生していますが、含み損は損切りをしない限りは実際の損失にはならず、反発すれば含み損がなくなる可能性があります。

しかし、そのような儚い希望を信じて保有し続けることによって、含み損が更に拡大する可能性も高く、また塩漬け株を保有している間は資金が縛られるため、他の有望な銘柄に投資できない機会損失も発生します。

特に、塩漬け株はバブル状態となっている銘柄から発生することが多くなります。

下記のチャートは、格安スマホサービスMVNOの先駆けとなった【9424】日本通信の月足チャートです。

MVNOがマーケットでも話題になった2014年には、一時1000円を超えるバブル状態となっていましたが、2019年現在は200円未満のボロ株となっています。業績も低迷しており、回復する兆しはありません。

このような銘柄を高値圏で買ってしまい、塩漬け株にしている個人投資家は少なくありません。

 

塩漬け株への対処法

塩漬け株を作ってしまったら、傷がまだ浅い内に立て直す以外にありません。塩漬け株を作ってしまった時点で、傷を完全になくす方法はもはやないというのが現実です。

少しでも傷を小さくするための、塩漬け株への対処法を見ていきましょう。

損切りして仕切り直す

塩漬け株を作ってしまった場合に唯一できることが、損切りして仕切り直すことです。逆に言えば、塩漬け株に対してできることはこれ以外にありません。

多額の評価損を実現損にするのには大きな抵抗が伴うことかと思いますが、これからも長い間、株式投資を続けていくのならば、塩漬け株を早めに損切りする以外にありません。

人生100年時代において、株式投資は有望な資産形成チャネルの一つになると期待されています。スイングトレードや成長株投資のスキルを身に付ければ、大きな資産を形成することも夢ではありません。

しかし、塩漬け株を損切りしないことには、その道は絶たれてしまいます。塩漬け株を作って他の銘柄への投資機会を逸することは、投資の学習機会を逃すことにも繋がります。

辛いかもしれませんが、塩漬け株の呪縛から逃れるには、損切りして仕切り直しを図るしかないのです。

配当や優待投資に切り替える

塩漬け株を作ってしまったことを、投資戦略の転換点だと捉えるのも有効です。具体的には、配当目当ての高配当株投資や株主優待狙いの優待投資などの長期投資を手掛けるきっかけにすると切り替えるのです。

高配当株投資や優待投資では、スイングトレードや成長株投資ほど大きなリターンを期待することはできませんが、リスクが小さくなるという利点があります。含み損が出ていることは忘れて、「今日ここからが投資の第二章の始まりだ!」と投資手法や気持ちを切り替えるのは、決して悪いことではありません。

ただ、高配当株投資や優待投資に切り替えるとしても、塩漬け株に資金が拘束されているのは大きな負担になるのは確かですが……。

更に買い増す(ナンピン買いする)

もはや全てを諦めて、塩漬け株と心中する道もあります。

塩漬け株がこれから反発すると信じて、更に買い増すのです。これはナンピン買いと呼ばれるものです。塩漬けにしてしまった株を更に買い増やすことで、平均取得単価が有利になるという利点があります。

例えば、株価が1000円のときに300万円分買った銘柄を、株価が200円まで下落してから同じく300万円分買えば、平均取得単価は1000円から600円へと下がります。つまり、株価は600円まで戻れば、損失が全て相殺されるようになります。

しかし、このようなナンピン買いは、個人投資家がマーケットから退場していく最も多い原因となっています。

現物でのナンピン買いはともかく、信用取引を使ったナンピン買いは絶対にしないようにしましょう。塩漬け株の含み損があった方がまだマシだったということにもなりかねません。

 

塩漬け株を作ってしまった失敗談

塩漬け株は作ってはいけないと頭では分かってはいるのに、どうして多くの個人投資家は塩漬け株を作ってしまうのでしょうか?

反面教師にするためにも、塩漬け株を作ってしまった人の貴重な体験談を見ていきましょう。

失敗談1 20代会社員

私はデザイン系の企業に勤めています。自由な働き方が可能であるため、午前中にはデイトレードをしていました。

2016年に、スマホゲーム制作会社の【6176】ブランジスタのデイトレードを手掛けていました。ブランジスタは、AKBグループで知られる秋元康氏が監修したクレーンゲーム「神の手」が注目されて株価が高騰していたため、デイトレードするには絶好の銘柄となっていたんです。

特に、2016年5月には一段高となり、私はデイトレードで連日、大きな利益を出していました。

ですが、5月16日には、デイトレード中に急落に巻き込まれてしまいました。私は損切りせず、「いつか戻るだろう」という軽い気持ちで保有することにしました。ところが、ブランジスタの株価は一向に戻らず暴落する一方……。

その後も株価は戻らず、14000円で買ったブランジスタ株は、現在は1000円未満で推移しています…。まだ損切りする決心が付きませんが、信用取引をしていなかったことだけが救いだと思って自分を慰めています。

 

失敗談2 50代会社員

テーマ株投資で塩漬け株を作ってしまった体験談をお話しします。

私は、トヨタ自動車が開発を進める全固体電池に関連した銘柄に興味がありました。全固体電池は全ての材料が固体で作られた電池で、リチウムイオン電池に代わる次世代電池として注目されています。

2018年の初め、有名な株のサイトで代表的な全固体電池関連銘柄と紹介されていた【5218】オハラを買いました。オハラは、全固体電池の開発に力を入れている光学ガラスのトップメーカーであるということで信頼があると思いました。

私は、2018年1月5日にオハラを3640円で買いました。その後、1月中には一時4000円を超える価格にまで上昇しましたが、その後は大きく下げてしまいました。特に、12月の下落は大きく、一時1500円まで下げてしまいました。

買った当初は、東証一部の銘柄が、まさか1年間で半値以下にまで下落するとは思いませんでした。

現在、含み損が500万円を超えているためやや苦しいですが、長期投資だと割り切って、オハラと全固体電池の未来を信じて保有し続けたいと思います。

失敗談3 30代会社員

IPO投資の失敗から塩漬け株を作ってしまいました。IPO投資に興味を持って始めてみたのですが、中々思うように公募に当たらない日々が続いていました。

それが、なんと日本で唯一のユニコーン企業(※)である【4385】メルカリのIPOに当選したんです!
※注釈:未上場企業で企業価値が1000億円を超えていると推測される企業。

IPO投資の定石では上場後の初値で決済すべきですが、メルカリは日本で唯一のユニコーン企業であることから、1万円以上にまで上がってもおかしくないと思いました。

メルカリを公募価格の3000円で購入することができましたが、メルカリは上場時の初値に5000円を付けて、上場後は6000円にまで上昇しました。

この時点で決済しても大きな利益になっていましたが、折角当たったメルカリのIPOです。もっと高い価格で利益確定するため、持ち越すことにしました。

しかし、メルカリの株価はその後、下落に次ぐ下落……。1万円を目指すどころか、1000円台にまで下落してしまいました。幸運にも公募価格の3000円で買えたメルカリ株ですが、今では含み損となっています……。

 

塩漬け株を作らないためには

塩漬け株を作らないためには、早めの損切りを心掛けることが最重要です。早めの損切りを心掛けるには、リスクヘッジして損切りしやすい心理状況にしておくなどの方法があります。

上記の失敗談を反面教師にした上で、塩漬け株を作らないための心得を見ていきましょう。

早めの損切りを心掛ける

塩漬け株を作らないためには、早めの損切りを心掛ける以外にありません。

上記の失敗談では、いずれも早めの損切りをしなかったことが塩漬け株を作る原因となっています。損切りをしない理由は様々ですが、共通するのは「損を認めたくない」感情です。

また、メルカリのIPO投資を失敗してしまった失敗談3では、公募価格を上回る価格で利益確定するチャンスはいくらでもあったにも関わらず塩漬け株にしてしまっています。利益を伸ばすことは大事ですが、損失は伸ばすべきではありません。

塩漬け株を作らないためには、一に早めの損切り、二に早めの損切り、三に早めの損切りに尽きます。

もしも自分の意思で損切りを徹底することが難しいなら、逆指値注文を出しておくことで、強制的・自動的に損切りできるようにしておきましょう。

分散投資でリスクヘッジする

一つの銘柄に全ての資金を集中させてしまうと、塩漬け株を作りやすくなってしまいます。これはどうしてでしょうか?

一つの銘柄に全ての資金を集中させてしまうと、その銘柄が逆行した場合、大きな含み損を抱えることになります。大きな含み損を損切りして実現損にすることには、大きな抵抗を伴います。しかし、そうして損切りできないままにしていると、含み損が更に拡大して、塩漬け株になってしまうわけです。

つまり、一つの銘柄にリスクを集中させていることが、早めの損切りを徹底できない原因です。複数の銘柄に分散しておくことで、損切りをする抵抗が和らぎます。

分散投資の重要性は投資において多く語られていますが、損切りをしやすくなるという点においても分散投資は有効です。

根拠のない情報や思い込みを信じないようにする

早めの損切りができない理由として、「損を認めたくない」という感情とともに、「これから反発するんじゃないか?」という希望も挙げられます。

人間の脳は、都合の良い情報を信じやすい傾向があります。

大きな含み損が出ているにも関わらず、根拠のない情報を信じたり、「これから反発する!」と思い込んだりするなど、後から取り返しの付かないことになるかもしれないバイアスが働きます。この反対に、「これから更に暴落するかもしれない」情報や可能性は、絶対に耳に入ってきません。

確かなことは、含み損が出ていたら、少なくとも現時点においては間違っていたということです。これから先の株価がどうなるのかは分かりませんが、現在の目の前の株価は分かります。

傷が小さい内に損切りできるチャンスは、今しかないかもしれません。根拠のない情報や思い込みを頑なに信じることによって、未来を壊さないように注意しておきましょう。