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株式投資で大損して退場に至る”3つ”失敗理由【反面教師】

株式投資で大損してしまう失敗理由は?

投資の失敗談は様々な所で見聞きしますが、初心者が株式投資で大損してしまう理由はどのようなことが原因なのか、またどういうことをして退場に至ってしまうのかはご存知でしょうか?

初心者が株式投資で大損してしまう典型的な失敗理由を見ていきましょう。

損が出ても損切りしない

初心者に最も多い株式投資で大損する理由は、買った株が下がって大きな損が出たにも関わらず、損切りせずにそのまま持ち越してしまうパターンです。

最初は小さな損に過ぎなったものが、「いつか戻るだろう」と楽観視している内に更に下がっていき、取り返しの付かない損失額になってしまうことが少なくありません。

また、単に買った銘柄を保有しているだけなら下がった分以上の損失は出ませんが、含み損が出ていることに耐えられず、信用取引を使って下がった価格でナンピン買いしてしまうと、借金を背負うことにもなりかねません。

損失が出る
損切りができずに持ち越してしまう
ズルズルと下げて含み損が拡大する
含み損に耐え切れずにナンピン買いをする
更に暴落して追証が発生

というのが初心者が株で全てを失ってしまう典型的なパターンだと言えます。全ては、損失がまだ小さい内に早めの損切りをしないことが原因です。

信用取引でリスクを取り過ぎてしまう

株の信用取引では3.3倍までのレバレッジを効かせることが可能です。最大25倍までレバレッジを効かせられるFXに比べたら、株式投資の信用取引はリスクが小さいと思ってしまいがちです。

しかし、新興銘柄を始めとするハイリスク・ハイリターンの銘柄で全力信用買いしたら、FXで25倍のレバレッジを掛ける以上のリスクを負うことになります。

新興銘柄の中には1日で20%以上の値動きをする銘柄もあります。そのようなハイリスク銘柄を全力信用買いしたら、1日で虎の子の資金を融かすことも可能です。

プロの投資家やトレーダー
信用取引を分散投資するために使う傾向

初心者
信用取引を1つの銘柄に一極集中して使う傾向

どちらが合理的な信用取引の使い方なのかは言うまでもありません。

空売りの失敗

売り相場でも利益を上げられる空売り(信用売り)は、とても便利である反面、大きなリスクを秘めています。空売りで被る可能性のある損失額は、理論上は無限です。

買いの場合は、買った銘柄が倒産した場合に損失額が最大となります。つまり、買った金額以上の損失が出ることはありません。例えば、ある銘柄を100万円分買ったとして、最悪その企業が上場廃止になった場合でも損失額は最大100万円です。

一方、空売りの場合は、ある銘柄を100万円分空売りしたとして、もしもその銘柄が10倍にまで値上がりしたら、損失額は1000万円になります。

多くの場合は、損失額が自己資金に近くなった時点で追証が発生するため借金を背負うことにはなりませんが、もしも空売りした銘柄が値付かずのストップ高を連発した場合は、借金を背負う可能性が出てきます。

空売りは便利ですが、必ず損切りとセットで使うようにしましょう。

 

2018年に株で大損した人の失敗体験談

米中貿易摩擦による世界的株安で大荒れとなった2018年の株式市場ですが、2018年の相場で大損してしまった人達の体験談を見ていきましょう。

いずれも初心者が陥る典型的な失敗パターンとなっています。反面教師として、同じ失敗を繰り返さないための教訓にしていきましょう。

体験談1 40代サラリーマン

2018年は、戌年で株が上がりやすいと言われていたことから、年の初めから株を買ってみようと思いました。人生100年時代で、老後の貯えとして株式投資を始めてみようと思ったことも大きな動機です。

日本経済新聞などで、2017年は世界の半導体市場が空前の好況となっているというニュースを目にしていました。そのため、「半導体バブルに乗り遅れてはいけない!」と思い、半導体関連銘柄を買いました。

具体的には、半導体製造装置で世界3位の【8035】東京エレクトロン、半導体に必要なシリコンウエハーで世界2位の【3436】SUMCO、半導体の研磨というニッチ分野に強みを持つ【6146】ディスコの3銘柄を合計で1000万円ほど買いました。

しかし、私が買った半導体株はどれも上がらず……。それでも、世界の半導体市場は好調だというニュースを信じて保有し続けることにしました。

その後、10月から12月の米中貿易摩擦で、半導体株は大暴落……。私が買った3銘柄の含み損は1年足らずで500万円を超えてしまいました……。

後悔先に立たずとは言いますが、もっと早く損切りしておけば良かったと後悔しています……。

体験談2 30代自営業

私は、とある有名な投資顧問で推奨銘柄にされていた【9307】杉村倉庫を2018年1月に買いました。杉村倉庫は、倉庫業で大阪に不動産を多数持っており、その投資顧問では、2025年大阪万博やカジノ誘致で注目の銘柄だから更に上がると言われていました。

現に、杉村倉庫は直近では大きく上昇していたんです。私は「この上昇に乗り遅れるわけにはいかない!」と思い、1月15日に杉村倉庫を2,130円で買いました。その後、信用取引枠を全て使って杉村倉庫を買い集めました。

自己資金である400万円の3倍、1200万円分杉村倉庫の株を保有することに。その後、杉村倉庫の株は3500円以上にまで上昇!私の資産はわずか1週間で400万円から1000万円に!1週間で600万円以上の利益が出たものだから有頂天になりました。

このときはまさか、自己資金を全て失うことになるとは思ってもみませんでした……。

杉村倉庫は3500円を超える高値を付けてから大暴落し、ストップ安を連発……。その後の展開はあまり思い出したくはありません。

体験談3 50代サラリーマン(管理職)

私は、AI関連銘柄の空売りで大きな損を出してしまいました。

巷ではAI脅威論が叫ばれていますが、私はAI技術者の書いた「AI vs.教科書が読めない子どもたち」を読んで、AIによる時代は来ないと思いました。

しかし、株式市場ではAI関連銘柄が軒並み大きな値上がりとなっていました。「これはチャンスじゃないか?AI株は買われ過ぎだ!」と思ったため、代表的なAI関連銘柄である【3655】ブレインパッドを2018年5月に空売りしました。

万が一の場合のリスク管理も考えて、株の資本金1200万円の内、500万円分空売りしました。

ブレインパッドは直近3年間で6倍以上の値上がりとなっていたこともあり、「これ以上、上がることはないだろう」と思ったんです。ところが、ブレインパッドは私が空売りしてからも更に上昇。私の空売りの含み損はみるみる内に膨れ上がっていきました。

損切りをしようと思ったときには、もはや時すでに遅く、私が空売りしてから3ヶ月でブレインパッドの株価は2倍に……。空売りによる損失額が900万円に達し、追証が発生して強制ロスカットに……。

空売りをする際は、リスク管理をして株を保有するだけでは不十分で、損切りを徹底する必要があることを、この年になって学ばされることになってしまいました。

 

初心者が株式投資で大損・失敗しないためには?

上記の体験談を反面教師に、初心者が株式投資で大損しないために今日から実践できることを見ていきましょう。上記の体験談からも分かるように、株式投資において最も重要なのは損切りの徹底にあると言えそうです。

安全な銘柄を手掛けるようにする

直近で大きな値上がりとなっている銘柄は、大きなリターンを狙える反面、その後に訪れる暴落による下げ幅も大きくなりやすい傾向があります。

このようなハイリスク・ハイリターン銘柄は、初心者は手掛けるべきではありません。上記の体験談1の半導体関連銘柄や体験談3のAI関連銘柄は、典型的なハイリスク・ハイリターン銘柄です。

初心者がまず最初に手掛けるべきは、インフラや食品などのローリスク・ローリターンのディフェンシブ銘柄です。また、新興銘柄も同様にハイリスク・ハイリターンであるため下手に手を出すべきではありません。

初心者は東証一部に上場している安全なディフェンシブ銘柄を手掛けるようにしていきましょう。

損が出てもナンピンしない

上記の体験談では、いずれも早めの損切りをしなかったことが大損・退場へと繋がっています。

特に体験談2では、信用取引を使って自己資金の何倍もの建玉を持ったことが破滅へと繋がっています。損失が出たらやるべきことは、傷が浅い内に損切りする以外にありません。

今回見てきた体験談の中には、損失が出てからナンピンをして失敗・退場となったパターンはありませんが、損が出てから更に株を買い増やすナンピンは最悪の行動です。ナンピンは勝率が高いことは確かですが、ナンピンを繰り返していたらいつか必ず退場することになります。

株式投資で生き残るコツは、損失が出たら早めに負けを認めて、早めの損切りを心掛けることです。損切りを徹底する以外に、虎の子の資金を守る方法はありません。

資金を一つの銘柄に集中させない

体験談2と体験談3では、一つの銘柄に資金を集中させてしまったことが、大きな損失へと繋がっています。また、体験談1では、資金を分散しているように思えますが、この分散方法には問題があります。

分散投資をする最大のメリットは、リスクを分散できることにあります。

しかし、体験談1では、資金を全て半導体関連銘柄という同じセクターの銘柄に投じてしまっています。これではリスクヘッジができておらず、分散投資の意味がありません。

分散投資をする際は、1つの銘柄に資金を集中させないようにするだけでなく、セクターやテーマが別の銘柄に分散させる必要があります。

例えば、ディフェンシブ銘柄に分散投資する場合も、鉄道株・インフラ株・食品株といった別々のセクターに分けて投資するようにしてリスクヘッジをすることが大事です。