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【徹底解説】株の売り時はいつ?売り抜けるタイミングとは

株式投資で抑えておきたい売りについて

株式投資では、「どの銘柄をいつ買うのか?」というエントリーの要素も重要ですが、「いつ売るのか?」というエグジットの要素もエントリー以上に重要となります。

株式投資の出口戦略となる売りについて抑えておきましょう。

株は買って持っているだけでは利益が出ない?

買った株が上昇すると含み益が発生しますが、含み益はあくまで含み益に過ぎません。現実の利益にするには、含み益が発生している株を売って利益を確定する必要があります。

しかし、含み益が出ている株を売ろうにも、

まだ上がるんじゃないか?
ここで売ってからもっと上がったらどうしよう?

といった感情が邪魔をして売れないことが少なくありません。

ここで売ろうか?売るまいか?」とあたふたしている内に、株価は天井を付けて下げていき、折角出ていた含み益が文字通りの水の泡になってしまったという体験は誰もが通る道です。

また、わずかに含み益が出ただけで「この含み益を失ってしまったらどうしよう……」という不安から、早過ぎる利益確定をしてしまい、その後の大きな上昇を逃して悔しい思いをするのも誰もが体験することです。

利益確定と損切りとは?

株式投資の出口戦略として、買った株が上がった場合の利益確定と、買った株が下がった場合の損切りについて、事前にルールを決めておくことが重要です。

利益確定と損切りとでは、損切りの方が難しいイメージがあるかもしれませんが、株式投資で最も難しいとされているのは利益確定の方です。

損切りはリスク管理から合理的・論理的に導かれる「数学」
利益確定は答えがない「芸術」

このように例えられることが多くなっています。

完璧な利益確定をすることはそもそも不可能であると割り切ることが重要です。「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言が示すように、重要なのは完璧な利益確定をするのではなく、合理的なルールに基づく利益確定をし続けてトータルで大きな利益を稼ぐことにあります。

株を売った時に掛かる手数料や税金は?

株を売った時には、証券会社に払う手数料や利益に対しての税金が発生します。

手数料は証券会社ごとに異なりますが、例として、ネット証券大手の楽天証券では、100万円分の株を売った際には487円(税抜き)の手数料が発生します。

また、株の利益に対して発生する税金は20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)の一律課税です。

例えば、100万円で買った株を105万円で売った際には、利益額である5万円から20.315%となる1万150円が差し引かれるため、手取りの利益は39850円となります。

株で発生した利益は損益通算することができるため、4回のトレードで{+10万円、-5万円、-3万円、+4万円}となった場合は、トータル6万円の利益に対して20.315%の税金が発生することになります。

証券会社で「特別口座(源泉徴収あり)」を選択しておけば、税金の徴収から申告まで全てを証券会社が行ってくれるためおすすめです。

 

株を売り抜けるベストタイミングは?

買った株が折角上がったけど、どのタイミングで売ればいいか分からない」と悩む人は多いものです。

プロの投資家やトレーダーであっても、完璧な利益確定をすることはできません。重要なのは、利益確定のルールを決めておき、ルールを守ることによってトータルプラスを実現することです。

あらかじめ決めておいた価格に到達したとき

株を買う前の段階から、「この株はこの価格に到達したら利益確定してしまおう」と決めておくことは有効な出口戦略です。

例えば、「買い値から+10%に到達したら利益確定する」と決めたら、その通りにします。ここで重要なのは、利益確定してから更に上昇することもあると割り切っておくことです。

買い値から+10%に到達したら利益確定する」というルールを守り続けると、その後に+30%まで上昇して悔しい思いをすることも、+10%まで上昇後にほぼジャストタイミングで暴落してホッとすることもあります。

重要なのは、悔しい体験をしても利益確定のルールを変えずに守り続けることにあります。

+30%まで上昇した銘柄は+30%で利益確定して、+10%まで上昇してから暴落した銘柄は+10%で利益確定するといった完璧な利益確定を行うことは不可能であり、そのようなルールは存在しません。

全てを取ることはできない」と割り切った上で、トータルでプラスになることを目指す姿勢を貫くことが重要です。

陰線が出始めたとき

買った株が値上がりしてから、○○という動きをしたら利益確定する」といったチャート上での動きから、利益確定のルールを決めるのも有効な戦略となります。

例えば、

上昇してから陰線が2回連続で出たら利益確定する
三空(窓を開けた3陽線)が出たら利益確定する
移動平均線を割ったら利益確定する

といったルールを決めておくのです。この場合も、「全てを取ることはできない」という合理的な割り切りをすることが必要になります。

高値圏から陰線を連発して「もう上がることはないだろう」と利益確定したにも関わらず、その後に更なる上昇となることは五万とあります。三空を付けてからも一段高が続くことも起こります。株価の動きはランダムウォークであり、完璧な値動きを予測することは誰にも不可能なのです。

重要なのは、「こうなったら利益確定する」というルールを決めて繰り返し、取れる分の利益をきっちりと取っていくことです。

あらかじめ決めておいた日数(時間)が経過したとき

利益確定のルールとしては、

買い値から何%まで上がったら利益確定する
買ってから特定の動きをしたら利益確定する

という2つがポピュラーですが、あらかじめ決めておいた日数経過で利益確定するルールも案外馬鹿にできません。

日数経過による利益確定とは
「この株は買ってから5日後に利益確定する」というように利益確定する経過日数をあらかじめ決めておくこと

この利益確定のルールはシンプルでありながら、時として大きな利益が実現されることがあります。利益機会を逸してしまうことも度々起こりますが、どのようなルールでも起こることです。

利益確定には答えがなく、完璧な利益確定をすることができない以上、どんなルールでも良いので自分のルールを決めて守り続けることが何よりも重要です。

買い値から何%になったら利確する」「特定の動きをしたら利確する」「日数経過で利確する」など、自分の性格に合う利益確定のルールを決めていきましょう。

 

具体的な売り抜けルール3選!

具体的な売り抜け・利益確定のルールが、実際のエントリーでどのように機能するのかを見ていきましょう。

今回は、日足チャートで新高値を付けた銘柄を終値で買うトレンドフォローでエントリーした銘柄から、それぞれの利益確定について解説していきます。

10%の利益に到達したら利益確定

買い値から+10%の利益に達したら売り抜ける」という利益確定のルールは、東証一部銘柄のスイングトレードでは機能することが多いルールです。

上の図は、2018年11月27日に新高値を付けた【3655】ブレインパッドを終値の7450円で買ってから、+10%の含み益となった8195円で利益確定した場合のものです。

10%で利益確定後には大きく下落しており、良い具合に機能したことが分かるかと思います。

とはいえ、ブレインパッドは10%で利益確定後に、買い値から+14.89%となる8560円まで上昇しています。リアルタイムでは、10%で利益確定してから高値を付けている間は悔しい思いをすることは避けられません。

しかし、その後は大きく下げています。重要なのは、トータルでプラスになる利益確定を心掛けていくことです。

5日移動平均線を下回ったら利益確定

チャートの動きで利益確定する方法としては、移動平均線を使ったものがあります。東証一部銘柄の短期売買では、5日移動平均線を下回った時点で利益確定するルールが機能することが多いです。

上の図は、2018年10月16日にストップ高で新高値を付けた【6047】Gunosyを、ストップ高の翌日に大きく下げた終値の2458円でエントリーして、赤色の5日移動平均線を割るまで保有したものです。

5日移動平均線にサポートされて上昇し、5日移動平均線を割るまで8日間保有することによって+16.43%もの大きな利益となっています。

とはいえ、この場合も天井で利益確定することは難しく、天井が買い値から+24.08%となる3050円に対して、売り抜ける価格は2862円と、200円ほどは逃すことになっています。

天井で利益確定することは不可能であると割り切る以外にありません。

4日間保有して利益確定

日数経過による利益確定ルールとしては、東証一部の短期売買では3~5日間保有して売り抜けるルールが機能します。

上の図は、2018年11月19日に新高値を付けた【8028】ユニー・ファミリーマートホールディングスを終値の15410円で買い、4日後の終値で売り抜けるというルールに従ったものです。

エントリーから4日後に売り抜けるというシンプルなルールでありながらも、わずか4日間で+15.37%という大きな利益になりました。

4日後に売り抜けてからも上昇しており、天井で売り抜けることはできませんが、時間経過で売り抜けるルールはシンプルでありながら大きな効果を発揮することが多々あります。

売り抜けるルールというと複雑なルールを思い描いてしまうかもしれませんが、完璧なタイミングで売り抜けることを諦めて、シンプルなルールで取れる分を確実に利益確定していった方がトータルでは良い結果になりやすい場合が多々あります。