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【これでもう騙されない】仕手株の見分け方をチャートから徹底解説!

仕手株の動きとは?

仕手株かどうかを見分けるには、仕手株がどのようにして上昇していくのかという流れを抑えておくことが重要になります。

投機筋が仕手を仕掛けるときの流れと、それぞれの段階における仕手株の動向について抑えておきましょう。

投機筋が特定銘柄の玉を買い集める

仕手を仕掛ける投機筋は、仕手株が安い段階で玉を買い集めておく必要があります。
仕手株として狙われやすいのは、

出来高が小さくかつ、玉を集めやすい低位株
相場操縦が容易となる浮動株比率が低い

上記がポイントになります。

この投機筋の動きは、特に買われるようなニュースや材料が出ていないにも関わらず、不自然に出来高が増加しているチャート上の動きから読み解くことができます。

また、この段階では、投機筋は玉を安く買い集めることが目的となるため、株価を上げたくはありません。そのため、投機筋が仕手株の玉を集める行為は、数ヶ月に渡って行われることも多くなります。

投機筋が買い注文を一気に出す

投機筋が仕手株を十分に集め終わったら、株価を上昇させる必要があります。投機筋が仕手株の価格を吊り上げる方法は様々ですが、次の2つがポピュラーな方法となっています。

  1. 投機筋自らが大きな買い注文を出して価格を吊り上げ、他の投機筋からの買いを集める。
  2. 投資顧問などで買い推奨情報を出して、一般投資家からの買いを集める。

いずれにしても、仕手を仕掛ける投機筋にとっては、株価を吊り上げて出来高を上昇させて、より多くの資金が仕手株に流入してこないことには仕手が失敗してしまいます。

そのため、この段階における株価吊り上げ工作は入念な計画のもとで行われます。

株価が急騰する

投機筋の株価吊り上げ工作が上手くいくと、仕手株が急騰します。チャート上には、それまでにない大きな出来高を伴って大きな上昇をするという目に見える形となって現れます。

この段階で仕手株かどうかを見分けるポイントは、出来高上昇・株価上昇に値するような材料やニュースが出ていないかどうかを調べることです。

裏付けがあって大きく買われている銘柄なら、「政府が関連産業に補助金を出すことを決定した」といったニュースや「決算が良好だった」といった材料が必ず出ているものです。

特に大きく買われるようなニュースや材料が出ていないにも関わらず、不自然に出来高と株価が上昇していれば、投機筋が仕掛けた仕手株である可能性が非常に高くなります。

投機筋が売り抜ける

特に材料やニュースが出ていないにも関わらず、大きな出来高を伴った上昇が起こると、「買いが買いを呼ぶ状態」となり仕手株の株価は一方的に上昇していきます。

しかし、投機筋にとっては、まだ仕手行為は完了していません。むしろ、仕手行為が難しいのはここからの段階にあります。

投機筋は大量の株を抱えているため、売り抜ける段階でも一苦労となります。投機筋が一気に売り抜けようとすると、それが大きな売り圧力になって、上昇が止まってしまうことも少なくありません。そのため、投機筋は慎重に長い時間を掛けて売り抜けていきます。

チャート上では、大きな出来高を伴って上昇している段階で、投機筋は売り圧力にならないように徐々に売っていきます。この動きは買い圧力にかき消されてしまうため、チャート上では中々確認できません。

株価が暴落する

投機筋が仕手株の売り抜けをどこで完了するかは定かではありませんが、特にニュースや材料もなく暴騰している仕手株は、買い支える材料が何もないため暴落するのも一瞬です。

とはいえ、既に仕手株の売り抜けが完了している投機筋にとっては、売り抜けた仕手株が暴落しようが暴騰しようがどうでもいいことです。そして、買われるニュースや材料もなく暴騰した仕手株は、一旦暴落してしまうと、元の価格に戻ることはまずありません。暴落したら反発することはなく、そのままとなります。

そして、長い時間を掛けて、暴騰する前の価格にジワジワと下げていきます。この状態になってしまった仕手株を塩漬けにしてしまった個人投資家は、もはや万事休すです。

 

仕手株の動きを実際のチャートで解説!

仕手株の動きを、実際の株価チャートで確認してみましょう。

今回は、2018年7月から10月に掛けて一時20倍以上の暴騰となった【9820】エムティジェネックスを例に、仕手株の動きを解説していきます。

 

特に材料が出ていないにも関わらず株価・出来高が上昇

エムティジェネックスが大きな出来高を伴って上昇し始めたのは、2018年7月からです。しかし、エムティジェネックスの株価チャートを見てみると、7月に本格的な上昇を遂げる前の段階から不自然な出来高の上昇が何度もあることが分かります。

上の図は、エムティジェネックスの2018年3月から7月に掛けての日足チャートとなります。7月に大きな出来高を伴って上昇する前の段階では、まだ出来高も値動きもほとんどないにも関わらず、何度も不自然な出来高の上昇を確認できることかと思います。

これは、投機筋が株を買い集めている動きがチャート上に現れていることを示しています。

株価・出来高が急騰

エムティジェネックスの株価は、2018年7月以降に暴騰していくことになり、「買いが買いを呼ぶ状態」になりました。

特に、8月8日からは連続ストップ高となり、わずか1週間ほどで株価が4倍にまで暴騰しました。ここで重要なのは、このような大きな買いに繋がるニュースや材料は何も出ていなかったことです。

この時期にエムティジェネックスに出ていたニュースは、「光通信の株式保有割合が5.59%から6.06%の増加した」というものだけです。また、ストップ高となっていた8月10日には決算も発表していますが、特に驚くような発表は何もありませんでした。

この程度のニュースで、株価がストップ高を連発して1~2週間で4倍になることは、本来なら絶対にあり得ません。

仕手株が売り抜ける

エムティジェネックスの株価は2018年6月には2000円台だったにも関わらず、8月中にはその10倍以上となる20000円台にまで暴騰しました。投機筋にとっても十分な上昇となったことから、この辺りで売り抜けたものと見られます。

では、投機筋はどこで売り抜けたと考えられるでしょうか?

エムティジェネックスの日足チャートを見ると、8月中旬から9月中旬に掛けて横ばいとなっていることが見て取れるかと思います。

あくまで推測に過ぎませんが、投機筋はここで売り抜けていったと思われます。投機筋は全て売り抜けるまでに価格を暴落させないように、徐々に売っていったものと考えられます。価格が上昇せずに横ばいとなっているのは、投機筋の売りに押されているからです。

株価が暴落

投機筋が売り抜けたと推測されてからも、エムティジェネックスは更に上昇していきました。しかし、裏付けがないまま暴騰した銘柄は、いつかは暴落する以外にありません。

一時は45000円を超える高値を付けたエムティジェネックス株は、わずか1ヶ月足らずで10000円を割る水準にまで大暴落しました。その後、一時的に反発したものの続かず、2019年2月現在は株価・出来高ともに低迷しています。

よほど大きな買い材料でも出ない限り、株価が戻る見込みはもはやなく、ズルズルと下げていく他ありません。もしも高値圏で掴んでしまい損切りせずに塩漬けにしていたら、万事休すです。

 

仕手株を手掛けるときの注意点

エムティジェネックスで見たように、仕手株はリターンも大きいですが、リスクも相応に大きくなっています。仕手株に手を出すとしても、ハイリスク・ハイリターンの仕手株を手掛ける際の注意点を抑えておくことが重要です。

損切り・資金管理を徹底する

仕手株を仕掛ける際には、早めの損切りと万が一の場合に備えた資金管理が何よりも重要になってきます。

仕手株の損切りを遅らせてしまえば、最終的に待っているのは退場・破産しかありません。また、いくら損切りを徹底しても、仕手株の突然の暴落に巻き込まれて、損切りするはずだった価格から大きく下振れした所で損切りとなることも考えられます。

仕手株を買うにしても「総資金の20%までにする」といった資金管理のルールを徹底することが重要です。仮に、仕手株で買って良いのは総資金の20%までにしておけば、損切りが下振れして-10%で損切りになったとしても、失うのは総資金の2%に留まります。

もしも、損切りと資金管理を徹底できないのであれば、仕手株には絶対に手を出すべきではありません。

暴落後には手を出さない

材料やニュースが出ていて大きく上昇している銘柄が暴落している場合は、その後に反発期待の買いが入って、大きな利益を得られることがあります。

しかし、仕手株は買い支える材料がなく暴騰しているため、一度暴落すると一直線で急降下していくことが少なくありません。下手に仕手株の暴落に手を出してしまうと、「落ちたナイフを掴む」ことになる場合が多々あります。

仕手株も暴落後に大きな反発をすることもありますが、その反発以降はもはや手を出すべきではありません。仕手株が最後の反発をしてからは、誰にも見向きもされず、長い時間を掛けてズルズルと下げていくだけの値動きとなることが非常に多いからです。

仕手株の暴落への逆張りは、非常にリスクが高いことを認識した上で行うようにしましょう。

仕手筋が失敗することもあると心得ておく

仕手株の動きを見ると、「大きく上昇する前の段階で買っておけば、とても儲かるんじゃないか?」という考えが頭をよぎることがあると思います。

しかし、これは非常に危険な行為です。仕手株がまだ仕手株“疑惑”にある段階で仕掛けるのは、絶対にやめておきましょう。

今回は、エムティジェネックスで仕手が成功したパターンを見てきました。しかし、投機筋が仕手に失敗する場合も多々あります。投機筋が仕手株に大きな買いを入れたにも関わらず誰も買ってこないといった、仕手が失敗する展開も数多くあるのです。

特に、仕手株がまだ注目されていない段階で、流動性(売買代金)がほとんどない銘柄を買うのは非常にリスクがあります。仕手株に手を出すとしても、チャート上で十分な流動性(売買代金)と値上がりが確認されてからにしておきましょう。