世界一やさしい 株の教科書 1年生
・株式投資初心者の方
株式投資の入門書として最適な1冊
株式投資を始めてみたい方は多いと思いますが、何からやればいいのか全くわからない、という方がほとんどではないでしょうか。一度コツをつかめば儲けやすいといわれますが、やはり難しくて初心者には敷居が高いイメージがあります。
本書はそのような初心者にも「わかりやすくて読みやすい」と評判の1冊です。単なる知識を紹介するだけの本ではなく、どのように確認をした上で売買を行えばいいのかが、具体例を挙げて解説されています。
また、既に株を経験している方でも、思い通りの結果が出せていない方には、基礎をおさらいするために役立つでしょう。本書でテクニカル分析の基本を身につけ、自分に合った投資先を探してください。
株入門書
人生100年時代のらくちん投資
・老後が不安な方
・資産形成を考えている方
将来の不安に備えた長期積立投資で資産形成
雇用や老後の不安で、これから先の将来がお先真っ暗という方も多いはず。「貯蓄するより投資に回したほうがお得」と教えられても、なかなか投資する気にはなれません。投資自体、お金に余裕のある世帯が行うものだと信じ込まれています。
しかし、本書を読めばそれが間違いだと気づきます。おすすめされている「長期積立投資」なら、たった数千円から資産形成を始めることができます。しかも難しい勉強は不要。
投資信託であれば、その道のプロフェッショナルが代わりに運用してくれます。ずっと任せていればいいのです。本書は、少しでも将来の不安を解消するために心強い味方となってくれるでしょう。
投資信託
アノマリー投資 ―市場のサイクルは永遠なり
・投資の成功率を高めたい方
全てのマーケット参加者のバイブル
アノマリーという言葉はあまり聞き慣れませんが、これはある法則・理論からみて異常であったり、説明できない事象のことを指します。
相場においては、はっきりとした理論的な根拠をもつわけではないものの、よく当たるかもしれない経験則のことをいいます。例えば、12月の株価は安く、1月の株価は高いという事象です。根拠はわかりませんが、経験則で比較的高い確率で起こるとされています。
本書で紹介しているアノマリー投資は、このような周期的なパターンから、利益を増やしつつ、リスクをできる限り減らす手法です。なかには時代の移り変わりで現在の環境に合わないパターンもありますが、本書を読めば時代に関係ない経験則が数多くあることが事実であるとわかります。
100%の確実性を求めるのではなく、少しでも投資の成功確率を上げたい方におすすめです。
株式投資
これからパンローリングの投資本を読む人へ
・投資の知識をさらに深めたい方
勝ち組投資家の考え方を知ることができる
投資の世界で生きていくと決めた方は、パンローリング社の名前を一度は必ず耳にすることでしょう。それほど投資家にとって大きな存在となっている出版社です。
本書を読むと気づかせてくれるのが「自分だけの投資スタイル」を築くこと。はじめから他人に答えを教えてもらおうとする投資家は、勝ち残ることができないと指摘しています。
投資に成功して幸せな人生を送りたい方は、本書の考え方を学ぶ必要があるといえます。知らないままでは”残念な”投資家のまま抜け出せません。投資に関する基本的な知識を一通り学んだ方は、本書でさらに上級の知識や考え方を心得ていきましょう。
株式投資
ウォール街のランダム・ウォーカー
・インデックス投資に興味がある方
インデックスファンドへの投資のよさが理解できる
本書の見解は非常にシンプルなものです。「インデックスファンドへの投資がベスト」というわかりやすさ。
インデックス投資とは、日経平均やTOPIXのような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法です。それではどうしてインデックス投資が推奨されているのか。単なる好みや勘ですすめているわけではありません。しっかりと客観的なデータを用いて、根拠を示しながら解説しています。
既に独自の投資スタイルが確立されている方にとっては、理解できない・受け入れられない部分もあるかもしれません。しかし、株式投資の世界で生きていこうとする方なら、どれも知って損はない内容ばかりです。
本書は読み物としてもおもろいと評価が高く、とくにチューリップからITに至るバブルの話は必見です。
証券・金融市場
マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣
・一流の思考回路を知りたい方
アメリカのトップトレーダーが語る成功の秘訣
本書のタイトルにあるマーケットの魔術師とは、アメリカのトップトレーダーたちのこと。さまざまな投資家にインタビューをし、その成功体験を紹介しています。数多くの教訓が詰まっているため、トレードの本質に近づくことができるようになります。
一流はどのような考え方を持っているのか?一般の人とはどこが違っているのか?それを知る方法は本書しかありません。読んだ方の感想の多くが「もっと早くこの本と出会えばよかった」と口をそろえるほどです。
また、読み物としても秀逸であり、飽きることなくページをめくる手が止まりません。通勤中や移動の間に読むのに適しています。
株式投資
億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

・銘柄選びの基準を知りたい方
ウォーレン・バフェットの銘柄選択基準を知ることができる
投資の世界でウォーレン・バフェットの名前を知らない人はいないでしょう。伝説の投資家として知られ、莫大な資産を築いた先駆者です。
まさに”投資の神様”ともいえるような人物の投資手法が学べる1冊。投資に関わる全ての方に読んでもらいたい本書ですが、とくに銘柄選びに苦労している方にはこれ以上ない本です。
バフェットはどのような企業を優良と見定めているのか、避けるべき企業とはどんなものか、そして、絶好の買いが訪れる4つのケースについて紹介しています。
バフェットは他にもいくつも本を出していますが、本書はそのなかでも最高の本と評価する方も珍しくありません。それほどわかりやすく、完成度の高い内容となっています。
株式投資
会社四季報
・すべての投資家の必需品
投資家なら必ず持っておきたい企業情報誌
投資をする上でこれがないと始まらないのが東洋経済新報社の会社四季報。四季報自体は出版物の一形態を表す言葉ですが、金融・株式に関する会社四季報がもっともよく知られています。
全上場企業のプロフィールから株式に関わるデータ、そして業績予想が詳しく紹介されています。小さい数字がいっぱい並んでいるだけに見えますが、投資家にとっては銘柄選びに重要なデータが詰まった1冊です。
見るべきポイントはいくつかありますが、一番読みやすくわかりやすいのが業績見通しの部分です。記者のコメントが紹介されているので、評価の違いを調べてみると理解が深まります。
会社四季報にはCD-ROM版も用意されています。パソコンで銘柄選別や検索するのに便利なツールです。ただ、時間があるときにペラペラめくって銘柄選びができる、従来の紙の媒体も欠かせない存在です。
株式投資
賢明なる投資家 - 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法
・長期投資で資産を増やしたい方
投資家の父ベンジャミン・グレアムの投資理論書
本書はバリュー投資理論の考案者であるベンジャミン・グレアム氏の翻訳本です。投資と投機との違いを明確に区別し、大きな失敗をすることなく資金を運用していくヒントが紹介されています。
かなり古い時代に執筆された本で、人によっては読みづらい点や理解できない箇所があるかもしれません。初心者がはじめに読む本としては不向きという声もあります。しかし、投資哲学自体は現在でもしっかり通じるので、とくに長期投資やバリュー投資を目指す方は読んでおいて損はない1冊です。
ウォーレン・バフェットの先生でもあるということで、それだけでも読む価値は高いでしょう。バフェットによる補遺は読みやすいので、この部分を先に読むのもおすすめです。
長期投資
相場に勝つ ローソク足チャートの読み方

・ローソク足の見方を知り短中期投資に活かしたい方
ローソク足から投資家心理を読んで先手を打つ
相場の勝ち負けは売買タイミングで決まりますが、その判断基準になるものがローソク足チャートです。本書ではこのローソク足についての基礎を紹介し、そこからわかる投資家たちの心理状態にせまっていきます。
投資を始めたいが、ローソク足の見方がわからず、ここでつまづいてしまう初心者も多いようです。そこで、ローソク足のパターンがたくさん掲載されている本書で、チャートの形を覚えるのが早いでしょう。
また、短中期投資に興味がある方は、ローソク足がとくに重要な指標となってきますので、同じく本書で理解を深めるのがいいでしょう。自分の知らない形のチャートがでてきたら、辞書代わりにするのもおすすめの使い方です。
短中期投資
高勝率トレード学のススメ
・トレーディングの世界で生き残りたい方
トレーディングの生きたガイドブック
希望に胸を膨らませてトレーディングの世界に入ってきたトレーダーの多くは、半年も経たない間に資金が尽きて撤退してしまいます。
本書では、はじめの数ヶ月を乗り切って、将来勝ち続けていくトレーダーになるためのノウハウを公開しています。
- 成功するトレーダーの10の特徴とそれを身につける方法
- 自分の感情をコントロールする方法
- 具体的なテクニカル分析の手法
など、どれもおさえておきたい重要な項目ばかりです。
読み手の対象者は、初心者レベルを脱した方や基本的な投資用語が理解できている方です。中級者の方でも有益な情報がたくさんあるので、復習も兼ねて読んでみるのがいいでしょう。
株式投資
デイトレード
・デイトレーダーとしてのメンタル部分を知りたい方
デイトレーダーとして成功するための心構えを凝縮した1冊
タイトル通りデイトレードに関する書籍ですが、手法というよりもメンタル的な部分に重点を置いた内容となっています。
「メンタルなんかより具体的な方法が知りたい」と思う方もいるでしょうが、トレードで何よりも大切なのがメンタルです。ここまでメンタルに言及している本はなかなか見つかりませんので、ぜひ手元に置いておきたいものです。
とくに、現在トレードで苦しんでいる方、なかなか成果が上がらない方は、感情に任せてしまっている部分が大きいことが指摘されています。負けが続く場合もありますが、そのようなときこそ踏ん張る力を与えてくれる、真のトレーダーを目指すためにおすすめしたいです。
短期投資
伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術

・シストレで長期的に成功したい方
2週間で巨額の利益を上げた「タートルズ」の投資手法とは
トレード未経験の人たちがたった2週間の研修を受けた後、次々と巨額な利益を上げていった。トレーディングで苦労していると、こんなものは作り話だと一笑したいところですが、これは事実です。
この集団は「タートルズ」といい、相場は正しい訓練により成功できることが証明された事例です。本書ではその投資手法について語られています。
投資にはどうしても不確実性が伴います。これはなにも投資に限らず、すべての物事に共通する事柄です。その不確実性を乗り越えて、長期的に成功するためのノウハウが網羅された良書です。
中身を一部紹介すると、
- リスク管理の重要性
- あらゆるトレンドを逃さない
- 積み木(優位性)を重ねること
これらが必要だと説いています。シンプルだといえるかもしれませんが、それが王道の手法だといえます。
内容はかなり濃いので、1度や2度読んだだけでは理解ができないと思います。ですので、何度でも読み返して、投資におけるもっとも大切なものとは何かをつかんでください。
株式投資
悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術
・セルフコーチングの方法を知りたい方
不安や迷いを自分で解決する力を身につける
株取引は感情に左右されないことが重要だと言われていますが、人間誰もが平穏でいられるわけではありません。
ましてお金に直接絡んでくるため、大きな損失を出しているときは、冷静な判断ができないこともよくあります。その結果、さらに損を招くという悪循環に陥ってしまい、泣く泣く市場から撤退という投資家であふれ返っています。
本書では、筆者が多くのトレーダーに関わってきた経験を元に、トレーダーが直面する悩みに立ち向かい、解決するための具体的な方法が記されています。
そのレッスンの数は101と多いですが、最初からすべて読んでいく必要はありません。そのときに抱え込んだ悩みを目次から探して、該当する部分だけを参考にするのがいいでしょう。
セルフコーチングの方法を身につければ、問題に直面したときに自分自身で解決することができるようになります。これは投資にだけに限らず、人生で起こり得るさまざまな困難に対峙したときにも有効です。
メンタルトレーニング
脳とトレード
・客観的なデータを参考にして投資判断を向上したい方
脳科学の観点から心理を考慮した投資戦略を構築
投資に関するメンタルトレーニング本はたくさん出版されていますが、本書の特筆すべき特徴として、実例・実験データを交えながら解析している点が挙げられます。
脳にはどのような役割があるのか、マーケットの変動に対処するのがいかに難しいのかを解説しています。そして、精神状態、化学的状況が投資判断に及ぼす影響をさまざまな角度から検証しています。
600ページという大ボリュームで読むのは大変かと思いきや、脳のスキャン画像などを使って解説しているので、読み進めるのに苦労はしません。相場で勝つ「脳」を知ることで、バフェットが主張している本能の制御も理解することができるでしょう。
他のメンタル系の本を読んでいまいち納得ができなかった方も、本書でもやもや感が解消されるのではないでしょうか。
メンタルトレーニング
賭けの考え方
・賭けに対する勝つための思考を学びたい方
勝ち組プレイヤーの思考習慣を知って投資に活かす
本書はポーカーで勝ち進めるための考え方がメインですが、投資本の参考にしている方も多数います。なぜなら、ポーカーと投資には共通している部分が多いからです。
ギャンブルと投資を一緒に扱うのはどうなんだ?という声もありますが、両者において人間が取る行動は似ていることがわかっています。ポーカーがうまい人の問題処理能力が、投資における心理的側面にも応用が効くのです。
1回の取引結果で一喜一憂している方、自分の感情をコントロールできない方にはぜひ読んでほしい1冊です。
基本的に読むのに苦労はしませんが、ポーカーについての専門用語が随所に出てくるので、場合によっては読みづらいと感じるかもしれません。前もってポーカーのルールを調べておき、専門用語もチェックしておけば、抵抗なく読めるのではないでしょうか。
ギャンブル
ゾーン — 相場心理学入門
・トレーダーの心理学を学びたい方
生産性の高い精神状態「ゾーン」に達して相場で勝つ
具体的なトレンド手法は紹介されていませんが、トレーダーのメンタル本としてもっともよく知られているのが本書です。
タイトルにもある「ゾーン」とは、投資家が最終的に到達するべき精神状態のこと。迷いや悩みがなく、淡々と直感的に行動できる境地。
勝つための必要な考え方を知ることができるのはもちろんのこと、単に心理学としても読みごたえがあって面白い内容です。知名度が高く読者が非常に多いため評価は二分されていますが、読んでおきたい投資本であることには間違いありません。
初心者の方はとにかく入門書やチャート解説書などを読み漁ろうとしまいがちですが、このような相場心理の本を1冊読んだほうが糧になる場合も少なくありません。トレードのみならず、日常生活にいたるまでガラリと変わる可能性を秘めています。
メンタルトレーニング
スノーボール
・バフェットの投資人生を知りたい方
大投資家ウォーレン・バフェット唯一の公認伝記
世界で最も尊敬される大投資家ウォーレン・バフェット唯一の公認伝記。バフェットの価値観、投資戦略、人生経験を知ることができる1冊です。
インタビュアーの方が実話を引き出していくという構成になっており、取材期間はなんと5年!もちろんボリュームも中身の濃さも圧倒的です。
子供時代からさぞかし優秀だったんだなと思いきや、両親との仲が悪く、恥ずかしがり屋でコミュニケーションが下手だったという意外な一面がありました。私たちと同じように悩み、苦しんでいる時間がありましたが、凡人と決定的に違うのは、起こっている問題に対する考え方とその対処法です。ここに世界一の資産を築き上げたヒントがあります。
そして、公認伝記ということもあり、他のバフェット関連の書籍では知ることができない生々しい話がたくさん登場します。投資の参考にしたい方をはじめ、投資に興味がない方にも退屈させないものとなるでしょう。
投資読み物
実践的ペアトレーディングの理論

・ペアトレードの手法を学びたい方
ペアトレーディングの戦略をさまざまな角度から分析
サヤ取りや裁定取引と呼ばれるペアトレーディングについて、独自の見解を述べながら解説している本です。
対象者は、ペアトレードをよくわかっていない人、試みたが失敗してしまった経験がある人などです。本書を読めば、もう一度チャレンジする気分にさせてくれるかもしれません。
ただカバーデザインからわかる通り、内容はかなり難度の高いものとなっています。難解な数式がいたるところで出てくるので、大学レベルの数学知識がなければ途中で投げ出してしまう可能性が高いでしょう。
数式に長けている方であれば、数少ないペアトレードの理論書として大いに価値があります。投資経験が長い方ももっておいて損はない1冊です。
株式投資・投資信託
インベスターZ
・投資をテーマにした漫画を読んでみたい方
わかりにくい経済の仕組みが漫画で一目瞭然
中学生が主人公の投資漫画という珍しいジャンルですが、設定が面白く読み手を全く飽きさせない展開が魅力です。
投資や金融について学びたいけど活字はどうも苦手、という方は、漫画形式の本書で理解を深めるのがいいでしょう。たかが漫画と侮ってはいけません。なかには、絵柄が好きじゃないので手を出さなかった方もいるかもしれません。
しかし、高額なセミナーに申し込むよりも有意義なものになります。投資の基礎が学べ、お金の本質について知ることができるようになります。あなたのお金の概念がガラリと変わる1冊です。
三田紀房氏の作品については、受験指南的な内容の「ドラゴン桜」がよく知られていますが、本書のような投資をテーマにした漫画も書かれています。他には「マネーの拳」という会社経営に対する指南的な内容の漫画もあるので、こちらもあわせて読むでみるといいでしょう。
投資漫画